こんにちは!HanFilmです🌸
今回紹介するのはドラマ
『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』
(原題:응답하라1988)
10倍楽しめる徹底解説、第15話です!
第14話はこちら↓
第15話「愛と友情のあいだ(사랑과 우정 사이)」
ダイアモンドゲーム
ジョンファンの部屋にあるダイアモンドゲームから始まる第15話です。日本でも懐かしのゲームですが、韓国でもこのようなボードゲームが多数存在しました。
そんなセットのごく一部にも遊び心と懐かしさの光るドラマですね。
ソヌの家
ソヌとムソンがキャッチボールするというのは2人の関係性を示す直接的な比喩ですが、そんな気恥ずかしささえも微笑ましいです。
懐かしの味
チンジュが食べているのは쫄쫄이(チョルチョリ)。韓国の駄菓子です。韓国では駄菓子は不良食品(불량식품)と呼びます。名前の由来は健康に良くないからだとか(笑)
ムソンが食べたいと言うオイソバギ(오이소박이)は、きゅうりキムチのことです。日本でもオイキムチと言ったりしますが、オイはきゅうりという意味です。
しかしこのオイソバギ、普通にキムチに漬けたきゅうりのことではなく、きゅうりに切り込みを入れ、そこにヤンニョムを詰めたものなので微妙に違うのです。
ジョンボンが横丁の皆のために作ったのはキムチ炒飯です。手軽に作れる家庭料理として国民食とも言える料理です。
市場でイルファが言う정구지 지짐(チョングジ チジム)とはニラチヂミのことです。標準語ではニラはブチュ、チヂミは一般的にジョンやブチムゲと呼びます。
つまり標準語だとニラチヂミは、ブチュジョンもしくはブチムゲとなり、チヂミは釜山の方言です。日本でチヂミと呼ぶのは釜山の方言に由来しているのです。
たびたび出てくるドンイルとボラの好物コマク(꼬막)は灰貝です。と言っても日本では馴染みのない貝ですね。
形そのまま味付けしたり、ビビンバに入れたりとバリエーション豊富に韓国料理に利用される、韓国ではお馴染みの貝です。
そういえばドクソンの家は土間のあるスタイルですね。それでもガスコンロになるだけで、時代がぐんと現代に近づいた気がします。
ビエンナコーヒー
ボラがソヌをデートに誘います。カフェに行こうというボラが言うビエンナコーヒーは、ウィンナーコーヒーのことですね。
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(引用: yes_food_o インスタグラム)
ウインナーコーヒーは、オーストリアの都ウィーン発祥のコーヒーの飲み方で、コーヒーの上にホイップクリームを乗せた飲み物を指しますよね。
日本語ではウィーンと発音しますが、英語だとVienna、つまりヴィエンナとなるので、韓国では英語発音を取り入れビエンナコーヒーと呼ばれます。正式にはアインシュペナーという名前があります。
カメオ
対局希望リストに名前があるシンジングループのチョ・テオ。2015年公開の映画『ベテラン』で、ユ・アインの演じた悪役御曹司の名前です。
この映画は“어이가 없네(呆れるな)”という台詞が有名ですね。こちらも大物揃いの良作ですのでぜひチェックしてみてください!
童謡
1983年に始まり2010年まであったMBC創作歌謡祭。チンジュが歌っているのは、その第2回で最優秀賞に輝いた『夕焼け(노을)』です。
アパート
マンション建設ラッシュのニュースが流れます。ドラマ序盤でも出てきたこの話題、日本で言うマンションは韓国ではアパートと呼びます。
景気
17%の一番高い利子で積み立て貯金するイルファ。経済成長期とはいえ17%は破格の数字。その辺の時代背景が正しいのかどうかはわかりませんが、好景気だったのですね。
インディアン人形のように
テレビに出てくるのは歌手ナミ(나미)。彼女は70年代に女性グループのメンバーとして活躍したのち、ソロ活動します。
ハスキーボイスを武器に活躍し、89年のアルバム収録曲だった『インディアン人形のように』が注目され、翌90年に、ナミとブンブン(나미와 붐붐)というグループを結成し、リミックスを発売したところ大ヒットしました。
[1990] 나미 – 인디언 인형처럼 (응답하라 1988 삽입곡)
そんな曲に合わせ激しく踊るドクソンとドンリョンです(笑) そんなドクソンを見て笑うジョンファンの眼差しに、何か気付いてしまうテクの切なさが映されます。
シークレット・ガーデン
バンジュールで再会したジョンボンとマギー。流行のビエンナコーヒーを飲みます。マギーの口についた泡をキスして取るジョンボン(笑)
これは2010年放送の韓国ドラマ『シークレット・ガーデン』で注目された、ヒョンビンとハ・ジウォンの「泡キス」のパロディーです(笑)ってもう10年前なんですね!
マギーを見るとわかりますが、ファッションもしっかり真似て全力でパロディーしています(笑)
ドクソンの家
進路相談の日、浮かない顔で登校するドクソン。担任と相談するイルファとドクソンですが、4年制大学、そしてソウルの大学は厳しいと言われてしまいます。
ソウルの大学はインソウル(in Seoul)と呼ばれ、地方よりもネームバリューがあるのです。
大学に入ってほしい思いとは裏腹に大丈夫だと言うイルファ。そんな優しさもドクソンにはまるで諦められてしまったかのように映ります。
自分の人生に責任を感じて真面目に勉強を始めるドクソン。本当に素直で良い子ですね…。私だったらしないなあ…(おい)
素直で好かれるドクソンをうらやましいと言うボラ。ボラと父親ドンイルの関係性がぎこちなく映ります。
長女としてドクソンとノウル、そして両親まで気遣うボラは本当に大人です。ちゃんとドンイルにもプレゼントを用意していたボラ。直接的な表現は気恥ずかしいけれど、ちゃんと愛がありますね。
ドンリョンの家
いつも明るいドンリョンですが、共働き家庭の孤独は拭い切れません。オートバイで事故を起こして警察署に行くドンリョン。
両親が署まで迎えに来ます。母に怒られると思うドンリョンですが、母は心配してくれます。家で会えない分距離を感じる親子ですが、ドンリョンがしっかり愛されていることがわかるシーンです。
いつも一人でご飯を食べるドンリョン。会話しながら時間を共有するという、韓国社会に根付くご飯の大切さが溢れています。
ジョンファンの家
ジョンボンは、板チョコにマギーに向けた手紙を書きドクソンに託します。最近ではペペロなどのお菓子の裏に、メッセージを書く欄がついていたりしますが、そんな欄のない時代に健気な愛情を見せるジョンボンです。
家の近くで落ち込むドクソンを見つめるジョンファン。しかし帰ってきたテクが話しかけたので隠れてしまいます。ドクソンが泣いていることも気づかないテクなのに…。切なすぎませんか。
バスで席を譲るとカバン持つよと言ってくれる人がいるのは韓国ならではですね。日本だとちょっと信用できないですよね…(笑)
テクの家
テクの取材が長引き、部長は申し訳なく思いますが、むしろテクは、取材陣を気遣います。テクが骨折したソンギュンのため、病院の院長に掛け合ってくれた優しさは家族同然だからこそですね。
愛あり、笑いあり、涙ありの第15話、いかがでしたか?
次回第16話もお楽しみに!!
第16話はこちら↓