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【韓国ドラマ】『応答せよ1988(응답하라1988)』(2015) 徹底解説 第20話(最終話)「さようなら私の青春、グッバイ双門洞(안녕 나의 청춘 굿바이 쌍문동)」

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こんにちは!HanFilmです🌸

 

今回紹介するのはドラマ

 

『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』

(原題:응답하라1988)

 

10倍楽しめる徹底解説、第20話です!

第20話(最終話)「さようなら私の青春、グッバイ双門洞(안녕 나의 청춘 굿바이 쌍문동)」

 

 

 

タイトルだけで泣けてしまう…最終回です!

同姓同本

ソヌは来年には結婚したいと言います。母親3人に、キスするところを見られたソヌボラ。皆のぎこちない慌てようが笑えます(笑)

 

親が反対する理由は「同姓同本」です。韓国では、朝鮮時代から、同姓同本不婚という制度が存在しました。

 

2005年に廃止され、現在はありませんが、90年代には存在していた法律なので、転換期とはいえ、まだまだ世間的には許されないものでした。

 

韓国で一番多い名字はキム氏で1000万人以上です。ボラソヌは同じソン(송)氏ですが、150以上の本貫(苗字が発生した土地)が存在します。

 

現在は別れてしまいましたが、ドラマ『太陽の末裔』で共演し、結婚したソン・ジュンギソン・ヘギョは、苗字が同じ(本貫は異なる)だと話題にもなりました。

 

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イルファは同姓婚だと、婚姻届や出生届を出せないと強く反対します。しかし、ボラは法律が廃止されるから大丈夫だと言います。

 

結婚する事になったソヌボラソヌムソンに渡す招待状の、父親の欄に書かれた「チェ・ムソン」の文字。それだけで泣けます。

父と娘

ついに結婚式当日、洋服と韓服の入り混じる洋風のウェディングです。それにしてもドンリョンはMCがお似合いですね(笑)

 

ボラのプレゼントした、ぶかぶかの靴をぴったりだと言って履くドンイル。それを知ったボラは号泣します。

 

集合写真を撮る横丁の人々。本当に家族のような一人一人が愛しいですね。物理的に遠くに行くわけではなくとも、やはり結婚は大きな変化です。

 

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直接伝えることのできない気恥ずかしさも含めて、親子の愛情に溢れています。

 

ドクソンテクスクープ写真を信じない親たち(笑) 二人は、時間をおいて公表しようと決めます。

青春の横丁

一人ずつ横丁を離れていく人々。家族が離れていくように、寂しくて仕方がないです。帰ってくればいつでもそこにいた皆の姿が恋しくなります。

 

誰もいなくなり、がらんどうな廃墟と化した、横丁のそれぞれの家が映され、儚い青春と横丁の記憶が重なります。

 

全員の青春だった双門洞(サンムンドン)の日常は消えてしまっても、あの頃の横丁は心の中に生きていますね。

OST

さて、劇中では懐かしの名曲がこれでもかと登場しましたよね!そんな中で絶対に押さえておきたい2曲を紹介します。

KimFeel(김필) - 青春(청춘)

原曲: サヌリム(산울림) - 青春(청춘)

 


[응답하라 1988 Part 1] 김필 (Feel Kim) - 청춘 (Feat. 김창완) MV

 

青春と言うと輝いているイメージが強いですが、ドラマと同様その哀愁がとてもよく出ていて大好きです。この曲が流れる場面はどれも号泣必至ですね。

이 적 - 心配しないで君(걱정말아요 그대)

原曲: チョン・イングォン(전인권) - 心配しないで君(걱정말아요 그대) 

 


[응답하라 1988 Part 2] 이적 - 걱정말아요 그대 (Don't worry)

 

チョン・イングォンは、テクが好きだった「野菊(들국화)」というグループのメンバーでした。

 

横丁の人々に寄り添うような温かい一曲ですね。どの曲もその歌詞が突き刺さり、包み込み、ドラマになくてはならない演出でした。

最後に

さて、完走しました、ドラマ『応答せよ1988』!(2周目)

いかがでしたか?

 

前回はただただ面白く見た作品でしたが、今回はもっとディテールを見ることができました。

 

あの時代を経験していない人も、なぜか「80年代の懐かしさ」を味わうことのできる素晴らしいドラマでしたね。

 

日本版ではモザイクがかかることもあり、なかなか100%は楽しめないかもしれませんが、今までの徹底解説で、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

 

以上、ドラマ『応答せよ1988』徹底解説でした!

次回の記事もお楽しみに!