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【韓国映画】『サニー 永遠の仲間たち(써니)』(2011) レビュー2/2 (ネタバレあり)

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こんにちは!HanFilmです🌸 

 

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さて、前回は『サニー 永遠の仲間たち』のキャストを紹介しましたが、レビューに入っていきます。

 

 

少女だった母

忙しく1日を始めるイム・ナミ(ユ・ホジョン)

 

母親の見舞いに行くと、病室で痛みに悶えるハ・チュナ(ジン・ヒギョン)を目撃します。

 

学生時代以来の再会ですが、チュナは末期がんでした。死ぬ前に当時の仲良しグループ「サニー」のメンバーたちに会いたいと言います。

80年代の少女たち

まず、学生時代のイム・ナミ(シム・ウンギョン)透明感がすごい!

 

田舎からソウルの高校に転校してきたナミ

いじめっ子サンミ(チョン・ウヒ)から救ってくれた、とびきり明るいハ・チュナ(カン・ソラ)パワフルで個性的な仲間たちとの青春が始まります。

SUNNY

他校の女子とのタイマンに連れていかれたナミは、祖母の使う暴言を完璧に再現します。シム・ウンギョンの、白目をむきそうな全力の演技がさすがです(笑)

 

持ち運べる携帯電話やパソコンを、夢物語のように話す少女たち。時代の変化にしみじみします。

 

ラジオへの投稿で決まったグループ名SUNNY。毎日のようにつるんでいますが、デジタル社会の現代では、ここまでパワフルに遊ぶ高校生はいないかもしれません。特に、ナム・ボラの豪快な演技には圧倒されました(笑)

 労働運動

ドラマ『応答せよ1988』の時代といえば想像しやすいかもしれません。80年代後半は、チョン・ドゥファン政権下で、民主化運動の真っ只中でした。

 

デモ隊の衝突と、他校女子との乱闘を重ねるシーンは、ユーモアもありつつ、社会的背景を反映した場面でした。 

人生の主人公

誰かの母親であり妻である人生で、会うだけで、ただ自分でしかなかった青春時代に戻れる友人の存在は、本当に貴重で素敵です。

 

昔の自分からのビデオレターは、輝いていて、切なくもありました。

 

夢に溢れ、あれもこれもやってみたかった青春時代と、地に足をつけ生きている現在。そのギャップに泣けます。

 

サニーは、平凡で特別な友情です。誰もが共感できるエピソードではないものの、その時代を生きてきた人なら、どこかで懐かしさを感じる、彼女たちの青春。

 

序盤で、現在のナミが母親の病室で昼ドラを見るシーンがあります。

 

ありきたりな「韓ドラあるある」満載のドラマなのですが、病室の人たちは「そうなると思ったわ~。ワンパターンね。」と言いながらも見続けていました。

 

サニーの物語は、そんな平凡だけど見たくなる心理に訴えかけているのではとも思えます。

 

当時の高校生が見たら本当に楽しい映画ですし、今どきの若者が見ても、素敵に映ります。また何年も経って見返した時には、きっと違う目線から見られるはずです。

ヒットナンバー

ボニーMサニー、JoyTouch by touch、タック&パティTime after timeなど、数々の懐メロに彩られた本作。洋楽が多めなサウンドトラックですね。

 

キム・シフはドラマ『ラブレイン』を思い出すビジュアルでしたが、そんなキム・シフ演じるジュノナミが会うたびに流れていた、Richard SandersonReality。映画『ラ・ブーム』の主題歌です。

 


LA BOUM - Reality - Richard Sanderson (HD)

 

ヘッドホンを付けてあげるあの名シーンがオマージュされていました。儚く散った恋心もまた、若く美しい青春そのものでした。

 永遠の仲間たち

人生のどの地点も現実なはずなのに、青春時代は一段と輝いていて、大人になった日々は味気なく映ります。

 

それでも、当たり前に人生の主人公だったその時代を振り返ってみると、過去の自分が愛おしく思えてくるでしょう。

 

笑った時にそれぞれの子役の面影のあるキャスティング、お見事でした。最後、お金で解決した感はちょっと映画的でしたが…。

 

遺影の写真が子供時代のスケッチになる演出も良かったです。大切な青春を共有してもらい、心がじんわりする映画でした。

 

最後までご覧いただきありがとうございます!

次回もお楽しみに!😁