こんにちは!HanFilmです🌸
今回紹介するのはドラマ
『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』
(原題:응답하라1988)
第7話はこちら↓
10倍楽しめる徹底解説、第8話です!
第8話「温かい一言(따뜻한 말 한 마디)」
ビールで脱色⁉︎
ジャヒョンが着ているのは80年代に流行したダッフルコートです。韓国では留め具の形状から「トッポッキコート」とも呼ばれています。
またジャヒョンは、オキシドールで髪を脱色しています。しかし、臭いが強いからと、なんとビールで脱色をすすめられるドクソン。
安上がりだとして学生の間で当時流行しましたが、もちろん髪は痛みます😅
3姉弟(ドクソンの家)
イルファの財布から3万ウォンが盗まれたことで疑われて、自尊心が傷つくドクソン。駄々のこね方が小学生ですが、鬱陶しいくらいの感情表現が彼女の魅力でもあります。
ノウルには不良の彼女がいます。別れ話を切り出すと、彼女の不良仲間に囲まれます。
通りがかったドクソンは、ノウルが泣いていると知った途端彼女に掴みかかります。率直な姉弟愛に思わず笑顔になります。
派出所に連れて行かれ、親を呼ばれますが、そこで不良少女の厳しい家庭環境を知ります。
日本でもドラマ『今日から俺は!』で、80年代の不良たちが描かれますが、日本のスケバンとも似たビジュアルですね。
感傷的な別れを経験するボラに寄り添うソヌ。いつもサイコなボラの、人間らしさが垣間見える場面でした。
気合のはちまき
ジョンボンはついに6浪してしまいます。 この時ミランは、ジョンボンが受かるよう祈りながら、頭にはハチマキを巻いています。
朝鮮時代を描いたドラマでは、よく使用される印象ですが、それは汗を拭うためなど、実用性を考慮したもので、精神性は加味していません。
このように、勉強や気合を象徴するハチマキが、日本だけでなく韓国にも存在します。
母の思い、子の思い
身体の弱いジョンボン。子供の手術は親にとっても怖いものでしょう。
1時間だろうが10時間だろうが手術は手術だと言うジョンボンですが、家族は心配とはいえ、受ける本人とは全く違う心情を持つはずです。
緊張した家の雰囲気は、表に出さない家族の心配を不器用に伝えてくれます。いつもと同じ日常の中の、ぶっきらぼうな言い方に愛を感じる瞬間です。
母の強気と息子の弱音から見えてくる愛もあります。ミランは常に強気ですが、人一倍心配性で愛情深い母親です。
大丈夫だと息子を励ましながらも、自分は心配で仕方がなく、人知れず泣くミランの愛です。
人知れず泣くミランにかけられる、医師の「簡単な手術です。すぐ終わります。」という言葉は、責任のある医師にとって、口にするのが簡単ではない言葉だと、ドラマ『賢い医師生活』を見て、やっとわかります。
家族と病院に行くという場面は、いつも以上に家族の繋がりを思い出させてくれます。生きていてくれるだけで、それだけでいいのだと痛感するシーンです。
特にジョンファンが見せる愛情は、親の包み込むような愛情とは違って、照れ隠しで隠しきれない、不器用ながら純粋な兄弟愛です。
カメオ出演1
ジョンボンの担当医師役 キム・テフン(김태훈)
この投稿をInstagramで見る
(引用: Artnine インスタグラム/写真一番右)
1975年生まれ。
出演作品
ドラマ
『グッバイ・ソロ』、『秘密の扉』、『番人』、『ライブ』、『キングダム シーズン2』、『(知っていることはあまりないけれど)家族です』他。
映画
『アジョシ』、『サウスバウンド』、『慶州 ヒョンとユニ』、『ガラスの庭園』、『マルモイ』、『ペルソナ』他。
訪問販売
化粧品の販売員が家に来るというミラン。쥬단학(ジュダンハク)と書かれた鞄を持って訪問する女性。懐かしの化粧品ブランドです。
今でこそオリーブヤングなどの化粧品店が乱立するようになった韓国ですが、80年代には、アモレアジュンマ/アガッシ(아모레 아줌마/아가씨)による出張エステや化粧品の出張販売が行われていました。
この投稿をInstagramで見る
(引用: アモーレパシフィック公式インスタグラム)
アモレアジュンマと呼ばれる由来は、アモーレパシフィックという韓国最大の化粧品メーカーです。
「雪花秀」や「IOPE」、「Laneige」はじめ、年代問わず愛されるブランドを多く展開していますが、80年代には中年女性向けのブランドとして有名でした。サンプル文化の片鱗も垣間見えますね。
日本では、百貨店などで高級スキンケアブランド「アモーレパシフィック」を展開しています。
最近では街中で「innisfree」や「EtudeHouse」などの店舗も増えていますが、それらも全てアモーレパシフィックのブランドです。
懐かしの80年代
ドクソンがたびたび真似する、襟の後ろを掴んで踊るダンスは、88年のヒット曲、イ・サンウンの담다디(ダムダディ)のダンスです。
1987年公開の映画『ラ☆バンバ』はアメリカ映画ですが、メキシコ系バンドのロス・ロボスのサウンドトラックが話題となりました。日本でもいまだにバラエティー番組などでよく用いられる曲ですね。
枕を立てて持つな!と怒られるノウルですが、これは韓国の迷信で、枕を立てると死人が蘇るとか、親が早く死ぬとか。(怖)
屋台おでんは、韓国の冬の名物ですよね。(冬だけじゃないけど) 棋院では尊敬されるテクですが、仲良し5人組の中では、社会的地位や名声など一切関係ないと見せつける場面です。屋台に並ぶ5人の姿が、ただただ愛おしい!
カメオ出演2
2015年のノウル役 ウ・ヒョン(우현)
この投稿をInstagramで見る
(引用: StarItエンターテイメント インスタグラム)
1964年生まれ。
出演作品
ドラマ
『太王四神記』、『根の深い木』、『ピノキオ』、『ヒーラー』、『キルミー・ヒールミー』、『また⁉︎オ・ヘヨン』、『私のIDは江南美人』、『眩しくて』、『サバイバー 60日間の大統領』、『コンビニのセッピョル』、『サンガプ屋台』他。
映画
『王の男』、『坡州』、『1987、ある闘いの真実』、『マルモイ』、『タチャ』他。
老け顔と言われ続けたノウルの現在の姿、ファンキーですね(笑) そしてまだ老けているというのがシュールです(笑)
ジョンボンと家族の絆が映し出された第8話、いかがでしたか?
次回第9話もお楽しみに!
第9話はこちら↓