こんにちは!HanFilmです🌸
今回紹介するのはドラマ
『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』
(原題:응답하라1988)
10倍楽しめる徹底解説、第5話です!
第4話はこちら↓
第5話「越冬準備(월동준비)」
Reebok
ふざけて遊んで足を捻挫するソヌ。椅子を華麗に倒すこの動きは、当時のReebokのCMでのイ・ジョンウォンの真似です。
CF 광고 내복 따라하다가 다리 다친 선우 고경표 선우 다리 다쳤음 ㅠㅠ
バナナウユ
家で休むソヌのために、母が買って帰ったのは、バナナウユ(牛乳)です。ビングレから発売されているバナナウユは、1974年から看板商品として、その人気を保ち続けています。
パッケージもほとんど変わっていないので、今どきの人でも、お馴染みの飲み物だと認識できます。限定フレーバーなども度々出ているので、渡韓のたびにチェックすべき商品です😊
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(引用: ビングレ公式インスタグラム)
幼なじみの恋模様
2015年現在のドクソンを演じるイ・ミヨンが、テレビの中でも登場します。実際に1988年当時ドクソンと同い年だった彼女は、ガーナチョコレートのCMに出演しました。
고현정, 이영애…드라마보다 달달했던 그시절 초콜릿 광고
このトレンチコートのシーンは、片思いするドクソンとジョンファン2人の夢に登場します。ドクソンの夢の中ではドクソンとソヌ、そしてジョンファンの夢ではドクソンとジョンファン、2バージョンでパロディーされました(笑)
母の役割(ジョンファンの家)
ジョンボンが指を切ってしまい、手当てするミラン。韓国でも昔は怪我をしたら赤チンを塗っていたんですね。
ミランの母が捻挫したため、2日間家を空けるミラン。母の果たす役割の大きさが見られます。家事自体、物理的に言えば誰でもできますが、それを365日続けるのは本当に大変なことですよね。
やりたい放題の男衆ですが、予定より早く帰るとの電話を受け、全力で家を片付けます。結局、完璧に後片付けをしたソンギュンたち。怒られなくて済んだと安心するソンギュンでしたが、浮かない様子のミラン。存在意義を失ったように感じたのでした。
家事をする事は、寄りかかりすぎてはダメだけれども、専業主婦であるミランにとっては、家族とのコミュニケーションとして、愛情表現として存在する部分もある事がわかります。
そんな母を見たジョンファンは、なぜ落ち込んでいるのか理解できません。ドンリョンに言われて初めて、母の思いに気づいたジョンファンは、ミランの世話を増やすという気遣いを見せます。
父が取り替えようとした練炭を倒して壊してみたり。ジョンボンの手を、鍋に押し付けて火傷させるシーン、笑えましたがかなりサイコパスでした(笑)
民主化運動(ドクソンの家)
80年代は、映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』に描かれる「光州事件」で幕を開け、映画『弁護人』の「釜林(プリム)事件」を経てオリンピックを迎えます。独裁政権と言われた、チョン・ドゥファン大統領の政権退陣を求める学生デモは、時代を象徴する活動です。
ドラマの舞台である1988年の一年前、1987年には「パク・ジョンチョル拷問致死事件」が発生し、民主化運動の激しさを物語っています。
彼は警察による水拷問によって死亡し、それにより学生から市民全体へと民主化への歩みが広がっていきました。時代背景や事件については、映画『1987、ある闘いの真実』で詳細に見る事ができます。
私は短期留学で偶然、パク・クネ弾劾のためのロウソク集会を目撃しましたが、無数の人々が、何かを信じ国を動かそうとする姿はとても印象的でした。
そんな時代に、勉強で忙しいと思っていたボラが、実はデモに参加していたことがわかります。激怒する父ですが、本人は止める気はありません。
テレビに映るボラの姿に気づく家族。無事帰宅したボラですが、父の逆鱗に触れ、外出禁止になります。雨の降る夜、またもいなくなるボラ。
土砂降りの中、傘もささずサンダルで飛び出したイルファ。やっとボラを見つけたその足には、血が滲んでいました。娘をかばう母の姿が泣けて泣けて仕方がない場面です…😭😭
(こちらネタバレ映像なので見ていない方は、本編を見てからどうぞ!)
[#응답하라레전드] 성보라의 체포를 온 몸으로 막으며 오열하는 엄마 | #응답하라1988 | #Diggle
プライドを捨てる時に人は強くなるといいます。娘のためにプライドを捨てることのできる母はものすごく強いのです。プライドは捨てようと思って捨てられるものではなく、プライドよりも大切な存在のためにだけ、捨て去ることのできるものなのです。
嫁姑問題(ソヌの家)
ソニョンの死んだ夫の母(姑)は「何もせず父親の年金で暮らしてるくせに、子育てもろくにできない」と罵ります。はらわたが煮えくりかえりますね😊 でも、こういう人、いるんですよね世間には…。
人は、良くも悪くも家族のためならなんでもすると考える事があります。義理の家族という存在は、誰かにとっては家族であり、また誰かにとっては他人なのです。家族への愛が大きい分、その概念から外れた瞬間、とてつもなく冷たくなる人がいます。
そんな憎き姑とは違い、実母の前では「ちゃんとやっている」と思わせたい娘心があります。ミランの家から、ありとあらゆる高級品を借りてきて、取り繕うソニョンでした。しかし、そっとお金と手紙を置いていった母には全てお見通しなのです。母親は一生特別な存在ですね。
母親が娘に戻る瞬間、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』でも思いましたが、母親という枠から外れた瞬間別人に見えてくる、弱い娘としての母の姿は、見てしまったら焼き付いて離れないでしょう。
傘を持って迎えにきてくれるジョンファン、少女漫画か!とツッコミながらもときめく回でした😍
平和な横丁にも、民主化運動という時代の大きな波が迫る第5話でした。
次回、第6話もお楽しみに!
第6話はこちら↓