こんにちは!HanFilmです🌸
今回紹介するのはドラマ
『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』
(原題:응답하라1988)
第9話はこちら↓
10倍楽しめる徹底解説、第10話です!
第10話「MEMORY」
イタリアW杯
新聞記事の「サッカー韓国代表ファン選手 アジア予選で本領発揮」の文字。1990年のFIFAワールドカップに向けて、黄善洪(황선홍)選手が注目されていました。
『ラ・ブーム』
ドクソンとノウルが見入っているのは、映画『ラ・ブーム』です。映画『サニー 永遠の仲間たち』でもフィーチャーされたこの映画、80年代を代表する名作です。
ミランにヘッドホンをつけるソンギュン。映画『ラ・ブーム』の名シーンのパロディです。
LA BOUM - Reality - Richard Sanderson (HD)
スパム
スパムを盗み食いするジョンボン。ミランが、「アメリカの高級ハム」と呼ぶのはそれです。スパム握りなどは、現在も日韓ともに人気がありますね。
家出
ドンリョンの母は保険販売員です。誕生日の朝、母のわかめスープを期待していたドンリョンですが、急用ができた母は既に出かけた後でした。ショックを受けたドンリョンは家出します。
いつも明るいドンリョンの寂しさが、とても悲しい場面ですね。仲の良い横丁の中で、ドンリョンの母は全然登場しないですよね。共働きの方が珍しいこの横丁は、現代の家庭環境と大きく違います。
ボラの運転で、海まで行ったドンリョンを迎えに行く仲間たち。ドライブにノリノリなドクソンです。ドンリョンがいたのは大川海水浴場(대천 해수욕장)です。ソウルより南、大田(テジョン)の西側にある避暑地です。
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(引用: 2278リゾート インスタグラム)
ミルキス(밀키스)のポスターが映ります。ミルキスは1989年に、チルソンサイダーでお馴染みロッテチルソン飲料から発売された炭酸飲料です。日本で言うとカルピスソーダに近い味です。現在では缶で販売されていますが、当時は瓶タイプもあったようです。
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(引用: ロッテチルソン飲料公式インスタグラム)
憂鬱な誕生日
ソンギュンの誕生日に、2000万ウォンの新車を買ってあげたと言うミラン。中古車を買ってきたソンギュンに、ミランとジョンファンは内心失望します。
ソンギュンの誕生日を祝う子どもたち。생신 축하드립니다(お誕生日お祝い申しあげます)は、생일 축하합니다(誕生日おめでとうございます)よりも丁寧な表現ですね。
ソンギュンは、毎年誕生日になると気分が沈みます。本人にも理由がわからず、どうしていいかわからない家族。
そんな時、ミランはガラクタの中から、カセットテープを見つけます。そこに記録された声。ソンギュンの母親の声です。今は亡き母の記憶に涙するソンギュンでした。
映像が残っていることはもちろん素晴らしいことですが、音声だけで蘇る記憶はまた、味わいのあるものです。そして、母親はたとえいなくなっても、死ぬまで心に残る存在です。
소개팅(ソゲッティング)
ソゲッティングとは、紹介(ソゲ)+meeting の合成語です。お見合いに例えられがちですが、ブラインドデートの方が近いです。
お見合いほど堅苦しいものではなく、友人の紹介によって会う、気軽な出会いの場で、若者の間で行われる場合がほとんどです。
友人たちに言われ、ジョンファンに「紹介されたんだけど、ソゲッティングするべき?」と聞いてみるドクソンに、「行くな」と言うジョンファン。珍しく素直です!!これで本格的に関係の矢印が見えてきましたね。
イ・ソニのコンサート
ソヌからのコンサートの誘いを断ろうと、自習室にチケットを置いていくボラ。しかし、ソヌが自習室に行かず、コンサート会場に向かったと知ったボラは、急いで会場に向かいます。オリンピック競技場で行われたイ・ソニのコンサートです。
イ・ソニは1984年にデビューした歌手です。「Jへ(J에게)」がヒットし、注目を集めました。その後も次々とヒット作を発表しました。
パロディ
ジョンボンが言う“사랑해요 오마니”は、当時のミルキスのCMのパロディです。本家は”사랑해요 밀키스!”と言って缶にキスをするのですが、ジョンボンはミランにしていました(笑)
マギーの住む家が公開されますが、本当に豪邸です…!ゲームに夢中でチンピラに囲まれたことに気づかなかったジョンボン。街中を逃げ回ります(笑)そしてマギーの差す傘に入ります。
カン・ドンウォン主演の映画『オオカミの誘惑(늑대의 유혹)』のパロディです。映画『オオカミの誘惑』は、18歳の少女の描いたオンライン小説を原作に、2004年に公開された映画で、パロディされたシーンはあまりに有名です。
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(引用: NetflixKorea公式インスタグラム)
時系列的には時代が合いませんが、有名なシーンだったため使用されたのではないかと思います。演出が笑えるジョンボンとマギーの出会いです。
直進男
直進するソヌに、ついに付き合おうと言うボラでした。無表情で常に機嫌の悪いボラですが、そんな頑固なボラに向かって、真っ直ぐな気持ちを送り続けるソヌは、案外ぴったりなのかもしれません。
韓国ではこうやって、意中の相手に一途に、ストレートに思いを伝える男性を직짐남(直進男)と呼びます。ソヌはまさに絵に描いたような직짐남ですね。
全員の思い出の詰まった第10話、いかがでしたか?
次回、第11話もお楽しみに!
第11話はこちら↓