こんにちは!HanFilmです🌸
今回は、韓国ドラマのOSTの変化について素人目線でまとめていきます!
私自身、少女時代からK-POPの波に乗った典型的なK-POPオタクだったので、K-POPシーンは結構網羅しているのですが、そこまでディープにではなく、いわゆる雑食で浅く広く聞いてきました(笑)
それでも人並み以上には韓国ドラマを見てきた中で、OSTの変化がなかなか面白い!ということでまとめてみようと思います!
韓ドラを見るならNetflixやU-NEXT、Huluはじめ多くの場所で視聴可能です。Netflixで見たかったのに消えてた!なんてことも結構ありますよね…。それぞれのストリーミングサービスごとに独占で公開している作品もあるので、色々チェックしてみてください😉
- OSTとは
- 2000年代 バラード黄金期
- 2010年代前半 アイドル戦国時代
- 2010年代後半 ニュートロ+オシャレ新時代
- 2020年代
- まとめ
OSTとは
そもそもOSTって一体なに?という方へ。OST(オーエスティー)とはOriginal Sound Trackの略で、つまりサントラ(サウンドトラック)です!
一口にサントラと言っても、日本のドラマと韓国のドラマはあらゆる面で造りが違いますよね。まず、大きく違うのは話数編成。日本は一般的に一つのドラマにつき10話完結という形なのに対し、韓国は基本16話と長めです(ドラマ自体も1時間越えはざら)
とまあ、違いをあげればキリがないのですが、今回はその中でもOSTについてお話しします。日本では基本、ドラマには主題歌が2つ、オープニングとエンディングが存在しますよね
最近はそうでないこともありますが、基本的には劇中歌は入りません。しかし、韓国ドラマではガンガン劇中歌が入ってきます(笑)
主人公が楽しい時、悲しい時、ピンチの時などなど、ドラマの要素として欠かせないものになっています。韓国ドラマを思い出すと曲も一緒についてくるなんてことも(冬ソナとか)
そんなOSTの世界をご紹介します!
2000年代 バラード黄金期
『ごめん、愛してる(미안하다, 사랑한다)』(2004)
パク・ヒョシン(박효신) - 雪の華(눈의 꽃)
中島美嘉の雪の華のカバーですが、あまりにもヒットしたため、パク・ヒョシンの曲だと思っている韓国人がとても多い曲です
『アイリス(아이리스)』(2009)
ペク・ジヨン(백지연) - 忘れないで(잊지말아요)
<2000年代>に活躍した主なアーティスト
ペク・ジヨン、LYn、パク・ヒョシン、ソン・シギョン etc.
2000年代はとにかく歌唱力!珠玉のバラードが多く誕生しました
2010年代前半 アイドル戦国時代
『ドリームハイ(드림하이)』(2011)
IU - Someday
『応答せよ1997(응답하라 1997)』(2012)
ソ・イングク&チョン・ウンジ - All for you
<2010年代前半>に活躍した主なアーティスト
K.Will、Davichi、IU、テヨン etc.
80、90年代からアイドルは絶大な人気がありましたが、2000年代後半から新たなフェーズに突入。
「演技ドル」という言葉が生まれ、アイドル業の傍ら、俳優に挑戦するアイドルが多く登場します。そして、彼らの本業は「歌」ですよね?
そうして必然的にOST業界に本格的に参入していきます。自身が出演するドラマのOSTを歌うことでシナジー効果が生まれ、ドラマも曲もどちらもヒット!という法則が定着していきました
2010年代後半 ニュートロ+オシャレ新時代
『応答せよ1988(응답하라1988)』(2015)
Kim Feel - 青春(feat. キム・チャンワン)
『太陽の末裔(태양의 후예)』(2016)
Gummy - You Are My Everything
『トッケビ(도깨비)』(2016)
Crush - Beautiful
今まではドラマひとつに対して1、2曲がヒットする時代でしたが、大ヒットドラマ『トッケビ』を契機に、OSTへの力の入れ方が異常に強くなったように思います
人気歌手が多く参加するようになったOST。おかげで放送前からドラマ自体が注目されるようにもなります
『刑務所のルールブック(슬기로운 감빵생활)』(2017)
BeWhy - OK(with GRAY)
『ミスター・サンシャイン(미스터 션샤인)』(2018)
Elaine - Sad March
『よく奢ってくれる綺麗なお姉さん(밥 잘 사주는 예쁜 누나)』(2018)
Rachael Yamagata - Something In The Rain
『ホテル・デルーナ(호텔 델루나)』(2019)
テヨン - All about you(그대라는 시)
<2010年代後半>に活躍した主なアーティスト
10cm、Crush、Paul Kim、SOYOU、UrbanZakapa etc.
ドラマに馴染むバラード中心だったOST業界ですが、ドラマが多く生み出され「マクチャン(どん詰まり)ドラマ」という言葉が定着しました
あまりに多くのドラマが出てきたことで、人間関係ドロドロのいわゆる「ドラマらしい」ドラマが、むしろ「普通、定番」になりマンネリ化してしまった現代。
そんな時代に試行錯誤するのは、ストーリーだけではなく、OSTも然り。全編英語の曲や、ヒップホップなど、ジャンルを超えてドラマの雰囲気に合わせた曲が多く生み出されました
2020年代
『愛の不時着(사랑의 불시착)』(2019-2020)
IU - Give you my heart(마음을 드려요)
『梨泰院クラス(이태원 클라쓰)』(2020)
ガホ(가호) - 始まり(시작)
『賢い医師生活(슬기로운 의사생활)』(2020)
チョ・ジョンソク(조정석) - アロハ(아로하)
2020年代は始まったばかりなので名付けませんでした(笑)
まとめ
韓国ドラマは韓流ブームの主軸として、アジアで人気を得てきました。2000年代には割と「主婦の見るもの」であった韓流ドラマ
しかし、今やBTSがアジアのみならず世界で活躍する時代。Netflixなどのサブスクで全世界でリアルタイムの視聴が可能となった現代において、そのターゲットはむしろ若者、そして世界に傾いています
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(引用: BTS公式インスタグラム)
限定的な層をターゲットにした娯楽から、幅はどんどん広がっています。その中でOST市場も拡大が止まりません
個人的には、名曲のカバーが増えたことがとても嬉しいです。文化の継承という面からもリバイバル現象は見過ごせません。韓国では今、「ニュートロ(ニュー+レトロ)」という流行が長く続いています
ドラマ『応答せよ』シリーズのヒットのおかげもあり、ファッション、雑貨、音楽など、あらゆる文化にレトロ要素が付随しています。そしてその全てを網羅するのがドラマなのです
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(引用: ヘリ公式インスタグラム)
時代をさかのぼって名曲を見つけるという行為は、よほどの音楽通でなければしなかったことでした。しかも外国の曲となれば尚更です
しかし、受動的に情報を得る現代に、ドラマはそんな外国の大衆文化に触れるツールとして優秀です。コロナ禍で家で過ごす時間が格段に増えた昨今。これからのOST、そしてドラマ業界の変化から目が離せません!
気になった曲があったらぜひチェックしてみてください!ドラマも一緒にチェックするとさらに楽しめますよ😉
最後まで見ていただきありがとうございます😊次の記事もお楽しみに!
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